鉄骨造・重量鉄骨造・軽量鉄骨造
ある建物の主要構造部が鉄骨である場合、不動産登記簿謄本【表題部】-【構造】欄には、多くの場合「鉄骨造」または「軽量鉄骨造」と記されます。
これらと「重量鉄骨造」を合わせた3つの言葉は、けっこう間違って使われている場合が多いので注意が必要です。
まず、「鉄骨造」という言葉には、「軽量鉄骨造」も「重量鉄骨造」も含まれます。しかし、不動産登記簿謄本には「鉄骨造」または「軽量鉄骨造」と記されることが多いため、単に「鉄骨造」と記されている場合、それを「重量鉄骨造」と解釈しているケースがあるのです。実際は「軽量鉄骨造」を「鉄骨造」と表記している場合もありますので、その場合、先のように解釈してしまっては間違いということになります。
「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の違いはおおむね次の通りです。
・軽量鉄骨造・・・厚さ6㎜以下の鋼材からなり、ブレース構造。
・重量鉄骨造・・・厚さ6㎜超の鋼材からなり、ラーメン構造。
ラーメン構造とは柱と横架材(梁など)からなる構造で、接合部は剛接合になります。ブレース構造は柱と横架材に加えて筋交いが配され、接合部はピン接合になります。
これらの情報は建築構造図面の「軸組図」「柱リスト」「梁リスト」などを見なければ分からないことで、不動産登記簿謄本の【構造】欄に「鉄骨造」とある場合、それだけでは重量か軽量か判断できないのです。
宅地建物取引主任者でもこのことを正確に理解している人は多くありません。不動産取引の際には注意してください。
特に、賃貸物件の入居者さんには、木造や軽量鉄骨造を避けて重量鉄骨造やRC造を求めている方達がいます。そのような方達に間違った広告や重要事項説明書を渡すことがないよう、これらの違いは正確に理解しておきましょう。
ちなみに、図面の具体的な例は次の通りです。
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Posted at 09/04/03 10:04 | Edit
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