筆界未定
公図を見ていると、下のようなケースにぶつかる場合があります。これは「筆界未定(ひっかいみてい)」といい、各筆の境界が確定していない場合に表示されます。下図の場合、1274-1,1274-3,1274-4の3筆の境が確定しないことになります。
これは、国土調査の際に境界紛争により境界が決まらなかったり、隣接地権者の不立会により境界の確認が出来なかった場合などに処理されたもので、分筆、合筆、地目変更が出来なくなるなどの不都合が生じます。
物件の調査にあたってこれでは不都合な場合が多くあります。そこで、次善の策として次のような調査方法をとると、おおよその形ですが土地の形状を把握できます。
公図の閲覧申請にあたって、「現在の公図」ではなく「閉鎖された公図」を申請してみましょう。すると、次のような公図が出てきます。
いかがですか。ちゃんと先の3筆の境が示されています。
実は、これは国土調査以前の公図で、明治時代の地租改正によって作られた地図(公図)がもとになっています。したがって地図としてははなはだ不正確なのですが、それぞれの土地のおおよその位置関係をつかむことはできるのです。とりあえず土地の状況を把握したい場合などに、この調査方法は役に立つでしょう。
【関連記事】
【ソーシャルブックマーク】
【キーワード】
筆界,未定,公図,国土,調査,境界,
【トラックバック】
Posted at 07/04/19 17:04 | Edit
このエントリーのトラックバックURL http://yamani.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/36