土地の境界「公図」とズレ
登記所に備え付けられている「公図」、これは「地図に準ずる図面」のことで、土地の大まかな位置や形状を示すものです。「大まか」なので、もちろん測量図のように正確なわけではありません。このことについて[3月8日/日本経済新聞 朝刊]に次のような記事がありました。
土地を売買する際などに隣地との境界を確認する参考地図として使う登記所の「公図」について、都市部の約6割で実際の境界とは1メートル以上の大きなずれがあることが、国土交通省の調べでわかった。明治時代の図面をそのまま使っているケースが多いためだ。こうしたずれは土地の売買トラブルにつながることも多く、課税上の問題にもなる。国交省は境界を正確に測り直して画定する作業を早急に進めるよう、全国の市区町村に働きかける。
調査は東京、大阪など人口集中地域の全国38市区を対象に実施した。計3万2900枚の公図のうち、実際の境界と1メートル以上のずれがあったのは61.1%。うち3.6%はずれが10メートル以上に達した。半面、ずれが10センチ未満の公図は4.3%にすぎなかった。(後略)
関連して同紙「きょうのことば」ではこんな説明があります。
法務局に正確な測量図が完備されれば、土地境界の争いが少なくなって不動産の取引量がもっと多くなり、経済は活性化するでしょう。
しかしながら、地権者の利害に絡むことが多いこと、測量費用が膨大にかかることなどから、特に土地が細分化している都市部で正確な測量が100%達成されることは、法的な強制力をもってしない限り不可能でしょう
「筆界特定制度」というものもありますが、「筆界」と「境界」は別概念だ、などという逃げ口上があってたよりないですしね。
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Posted at 07/03/14 19:03 | Edit
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